租税公課 ( そぜいこうか )とは?

租税公課とは、企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、販売費及び一般管理費の部の仕訳のひとつ。租税といわれる国税地方税、また、公課といわれる地方公共団体より課された賦課金や罰金などを租税公課の勘定科目へ計上する。租税公課は公租公課ともいわれる。ただし、法人税事業税所得税住民税などは法人税等の勘定科目を使用し、租税公課へは計上しない。例えば、印紙税や商工会費、自動車取得税固定資産税登録免許税、駐車違反の罰金、国税の延滞税などである。消費税については、税込処理方式を採用している簡易課税の場合は租税公課の勘定科目へ計上するが、税抜処理をしている場合は、仮払消費税勘定や仮受消費税勘定を使用する。

計上方法の例としては、自動車税5万円を現金で支払った場合、左側の借方には租税公課として5万円、右側の貸方には現金として5万円を計上する。

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