東京証券取引所 ( とうきょうしょうけんとりひきじょ )とは?

東京証券取引所とは、株や債券などの有価証券の売買を行う取引所で、日本最大の証券取引所ニューヨーク証券取引所ロンドン証券取引所と並んで世界三大市場とされている。また日本国内では大阪証券取引所、名古屋証券取引所と並んで三大市場とされている。東京証券取引所のある兜町には証券会社が多く日本の金融街となっている。

株式市場と公社債市場があり、株式市場の中でも上場基準の違いによって東証一部東証二部マザーズの3つに分かれている。マザーズは新興企業向けの市場となっている。東証に上場することは日本の企業にとってひとつのステイタスであり、特に一部に上場すれば知名度や周囲からの信頼性も上がるとされ、株式投資家への宣伝効果も期待できる。上場している企業数は2009年現在3市場合計で2300社以上となっている。また、東証株価指数(TOPIX)などの重要な株価指数も発表している。

1878年に東証の前身である東京株式取引所が売買立会を開始した。その後日本証券取引所として生まれ変わったが1947年に解散し、1949年に会員組織による取引所が東京、大阪、名古屋に設立され、日本証券取引所の機能を引き継いだ。2001年には株式会社になった。証券取引所の象徴ともいえた証券会社の社員による売買立会は、会員証券会社の売買執行の迅速化やコスト削減、マーケットのより一層の効率化を図ることを目的に、1999年4月30日で閉場した。跡地は東京アローズとして生まれ変わり、投資家に対するリアルタイムでの市場情報の提供や資料などを見学できる場所になっている。

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