ニューヨーク証券取引所 ( ニューヨークしょうけんとりひきじょ )とは?

ニューヨーク証券取引所とは、米ニューヨークにある、有価証券の売買を行う取引所で、世界最大の証券取引所東京証券取引所ロンドン証券取引所と並んで世界三大市場とされている。ニューヨーク証券取引所のあるウォール街には米国連邦準備銀行や世界各国の大手証券会社や銀行などが集中していることから、世界の証券や金融業界の中心地となっている。

2007年にNYSEグループとユーロネクスト合併し、NYSEユーロネクストが運営することになった。多様なサービスを取り扱う証券取引所グループで、キャッシュ・エクイティ先物取引オプション、上場投資信託商品、公社債、市場データ、商用技術ソリューションなど、多岐に渡った金融商品およびサービスを米国および欧州で提供している。

ニューヨーク証券株式市場は東京証券取引所のように2部に分かれてはおらず、上場基準が世界一厳しくなっている。上場している企業数は2009年現在およそ2,800社で、そのうち外国企業が460社となっている。日本企業もソニーをはじめとし、2009年現在19社が上場している。立会時間は9:30〜16:00で日本時間の23:30〜6:00、サマータイム期間中は22:30〜5:00となっている。

1792年に24人の仲買人により「すずかけ協定」を結ぶことで設立された。その後1869年に現在の形式になった。ダウジョーンズ社が発表している株価指標であるダウ平均が選んでいる銘柄はほとんどがニューヨーク証券取引所に上場している株となっている。

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