市場 ( しじょう )とは?
市場とは、売り手と買い手が集まり、商品や証券等の取引する場のこと。金融市場、労働市場など、需要と供給があり、取引が発生すれば市場が存在することとなる。金融市場のひとつである証券取引所のように目に見える実体がある場合もあれば、労働市場のように目に見える実体のない場合もある。
経済では市場原理が働いており、モノが供給過剰になれば価格が下がり、品薄になれば価格が上がる。経済的な決定を市場に任せる経済を市場経済と呼ぶ。市場には大きく分けて生産物市場、労働市場、資本市場があるが、どの市場であれ市場原理が働くことになる。
市場の理想的な状態は完全競争市場であるとされる。買い手と売り手が多数である、財に関する情報が全ての経済主体に知れ渡っている、取引される財の同質である、長期にわたって市場への企業の参入、退出が自由であるという、4つの条件を満たした市場が完全競争市場となる。