課税物件 ( かぜいぶっけん )とは?
課税物件とは、課税の対象とされる物件や行為のこと。課税客体ともいう。例えば、固定資産税の課税物件は、土地、家屋及び償却資産のこと。ほかに、ガソリン税の内訳である揮発油税の「温度15度において0.8017をこえない比重を有する炭化水素油」という揮発油、土地・家屋などの特定の固定資産、印紙税での課税文書の作成、不動産取得税における不動産の取得、登録免許税での登記・登録・特許・免許なども「課税物件」である。
なお、課税物件を金額や数量で表わしたものを「課税標準」といい、課税を徴収する権利を有する者を「課税主体(課税権者)」という。また「非課税物件」とは、例えば公共の用に供する道路や国有林野、印紙税の非課税物件である有価証券の受取書などがある。