土地 ( とち )とは?

土地とは、いわゆる大地のこと。土地を所有した場合は有形固定資産にあたる。勘定科目で用いられる固定資産の部の仕訳の一つでもあり、企業が所有する工場、事務所の敷地、社宅敷地、運動場などがこの仕訳に入る。土地の中でも、投資目的の土地や、他人に貸与している土地の場合は、投資その他の資産勘定で管理されるため、別途記入することになる。計上する際は、取得原価主義が適用されるので、仲介手数料など購入に要したすべての金額を計上する。ただし、不動産取得税や登記料など、付随費用として土地勘定に算入しても、必要経費として損金算入してもどちらでも任意で決められるものもある。土地は、建物や構築物とは異なり、使用や年数の経過に伴い価値の下がるものではないため減価償却しない非償却資産である。また、土地の売買に消費税はかからない。購入したい場合は、通常5〜10万円の申込金(必要ない場合もある)と印鑑を持参して土地購入申込書(買付証明書という名称の場合もある)に署名捺印。その後、手付金と印鑑を持参して土地売買契約を締結する。手付金は売主が不動産業者の場合、売買代金の20%以内と定められているが、その他の場合は特に定められていない。一般的には100万円以上20%以内だといわれている。土地代金や諸費用を精算(ローン手続きなど)し、土地の引渡し、買主への所有権移転登記を行って購入が完了する。権利書は約1週間後に届く。

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