学生納付特例制度 ( がくせいのうふとくれいせいど )とは?
学生納付特例制度とは、学生が年金保険料の納付を猶予される特例制度のこと。日本国内に住む20歳以上の人は、国民年金に強制加入となり、年金保険料の納付が義務づけられるが、学生が猶予を申請した場合、在学中の納付が猶予される。
対象となるのは、20歳以上の大学、大学院、短大、専修学校、高校などに在学する学生で、本人の所得が一定以下であることが条件となる。在学中は年金保険料を納付する必要がなくなるが、将来、年金を満額で受け取るためには、10年以内に保険料を追納しなければならない。なお、猶予の特例を受けた期間の3年目以降に追納する場合には、保険料に加えて追納加算額が必要となる。
年金を受け取るためには、受給資格期間として最低25年以上の保険料の納付が必要となるが、特例期間は保険料を納付していなくても受給資格期間として計算される。また、万が一、特例期間中に死亡や障害の事態に遭った場合には、遺族基礎年金や障害基礎年金の対象となる。
関連用語
- 日本年金機構
- 老齢基礎年金
- 障害基礎年金 【disability basic pension】
- 障害年金 【disability pension】
- 遺族基礎年金
- 個人型確定拠出年金
- 厚生年金 【employees’ pension】
- 老齢年金 【old-age pension】
- 国民年金法
- 所得 【income】