老齢基礎年金 ( ろうれいきそねんきん )とは?
老齢基礎年金とは、国民年金加入者が65歳以上で受給できる年金。受給要件は保険料納付期間と保険料免除期間の合計が25年以上であること。支給開始年齢は原則として65歳だが、60歳からの繰上げ受給や70歳まで繰下げ受給することも可能となっている。繰上げ受給の際は年金額が減額、繰下げ受給の際は増額される。
満額に対して加入年月に応じ減額された金額を受け取ることができる。加入可能年数である40年間保険料を納付していれば満額。それ以外の場合は保険料納付月数を加入可能月数である40年x12ヵ月で除した数字を満額に乗じた数字となる。ただし保険料納付を免除した月がある場合は納付月数から割引をする。全額免除月数は4/8、1/4免除月数は5/8、半額免除月数は6/8、3/4免除月数は7/8の月数となる。
例えば、38年保険料を納付し、2年全額免除した場合は、456ヵ月に24ヵ月の4/8である12ヵ月を加えて、480ヵ月で除した数字、0.95を満額に乗じた額が受給金額となる。2009年現在、満額は年792,100円となっている。また、1941年4月1日以前に誕生した者の加入可能年数は40年を下回ることになり、年数に応じて計算される。
関連用語
- 老齢厚生年金
- 老齢年金 【old-age pension】
- 厚生年金 【employees’ pension】
- 報酬比例部分
- 日本年金機構
- 付加年金
- 国民年金基金 【national pension fund】
- 在職老齢年金
- 遺族年金
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