日本年金機構 ( にほんねんきんきこう )とは?

日本年金機構とは、厚生労働省の外局である社会保険庁の業務を引き継ぐ非公務員型の特殊法人。2010年1月より運営が開始される。日本年金機構は、年金受給の申請、給付、年金定期便の通知などを実施する機関として、信頼できる存在に社会保険庁から生まれ変わるために発足する。

厚生年金や国民年金といった公的年金を管理していた社会保険庁が、過去にずさんな管理をしたために、宙に浮いた年金記録消えた年金記録などの様々な問題を引き起こしたことがあり、日本年金機構を設立する社会保険庁改革関連法案が2007年3月に閣議決定され、国会に提出された。

社会保険庁の職員1万3千人のうち、日本年金機構に正規雇用されるのは1万人弱となっている。ヤミ専従、年金のぞき見、年金横領、年金改ざんなどで処分歴がある職員は正規雇用されず、有期雇用、勧奨退職、分限免職などの処分を受ける。

日本年金機構では、社会保険庁で実施されていた厚生労働省から出向のキャリア職員、社保庁採用、地方採用の人事の三層構造を廃止し、正規職員は本部で一括採用したうえで、全国異動を行うことになっている。

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