付加年金 ( ふかねんきん )とは?
付加年金とは、国民年金の定額保険料に付加保険料を上乗せして納付することで、老齢基礎年金の受給時に年金額が上乗せされる制度のこと。国民年金第1号被保険者と国民年金に任意加入している65歳未満の人が対象になり、居住する市区町村に申し込むことで、付加保険料を納付できる。
月額400円の付加保険料を納付すると、老齢基礎年金の受給時には、納付月数に200円をかけた額を付加年金として1年間に受け取れる。2年間受給すれば、納付した付加保険料の総額と等しくなるため、以降は受給し続けるだけ得になる。ただし、付加年金は定額であり、物価スライドはないため、インフレになればメリットは薄れる。
なお、厚生年金などに加入する第2号、第3号被保険者は対象外となるほか、国民年金基金との同時加入も不可能となっている。また、老齢基礎年金の受給資格を満たさなければ、付加年金も受給することはできない。
関連用語
- 国民年金基金 【national pension fund】
- 老齢基礎年金
- 個人型確定拠出年金
- 厚生年金 【employees’ pension】
- 日本年金機構
- 小規模企業共済
- 確定拠出年金 【defined-contribution pension】
- 老齢厚生年金
- 老齢年金 【old-age pension】
- 障害年金 【disability pension】