共通番号制度 ( きょうつうばんごうせいど )とは?
共通番号制度とは、社会保障の給付と負担や税金を一元管理するための番号で、国民一人ひとりに付与する制度。社会保障と税を一体的に把握することで、社会保障給付や国民負担の公平を高めるために、日本で導入が検討されている。米国ではすでに導入されている。
日本では社会保険庁による年金記録の記載漏れなどが発覚し、問題となったこともあり、社会保障番号を導入して、ミスを未然に防ぐことが期待されている。また、世帯ごとの収入を把握できれば、社会保障給付や納税管理がしやすくなるといった利点がある。一方で、国民一人ひとりを一元的な番号で管理することで監視社会になるという反対意見もある。
社会保障番号の導入方法として、住民基本台帳ネットワークの番号活用に新たな番号を付与するという方法が検討されている。また、番号を利用する範囲は税金および社会保障に限るか、さらに幅広い分野に利用するかなど、2010年時点では構想段階にある。
関連用語
- マイナンバー 【社会保障税番号制度】
- 社会保障 【社保】
- 地方公共団体情報システム機構 【J-LIS】
- 法人番号
- 基礎自治体 【市区町村】
- 地方自治体 【地方公共団体】
- 日本年金機構
- 社会保障番号
- 生活保護
- 納税者番号制度