納税者番号制度 ( のうぜいしゃばんごうせいど )とは?

納税者番号制度とは、納税者ひとりひとりに番号を付けて、個人の所得や納税の状況を把握しやすくする制度のことで、2010年現在日本で導入が議論されている。取引をする際に納税者が取引相手に納税者番号を告知し、納税申告書や取引相手が税務署に提出する情報申告書に納税者番号を記載することで、番号がキーとなり、整理、管理するのに役立つ。

また、金融商品による所得が多様化し、複雑化した納税を簡単にする金融所得の一体課税を実現するためには納税者番号制度が必要となる。

納税者番号制度が導入されているのは米国、カナダ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、イタリア、オーストラリアなど。フランスでは個人情報を守る観点から導入がされていない。日本でも導入が検討されているが、納税者番号制度の問題点のひとつに個人情報や企業情報保護の問題がある。

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