サプライサイド経済学 ( サプライサイドけいざいがく )とは?

サプライサイド経済学とは、需要と供給の内、供給側をてこ入れすることによって経済成長を促進させるという考え方。生産性を阻害する要因を高い税率にあると考え、労働意欲や投資意欲を高めることで生産性を回復していこうとする理論。具体的な政策としては企業減税、家計減税、民間投資を促す規制緩和や「小さな政府」化をすること。需要曲線と供給曲線を描いたグラフにおいて、供給曲線を右側にシフトさせる政策とも言える。理論上は国民の所得が増加し、物価の下落につながる。

1980年代の米レーガン大統領による「レーガノミックス」と呼ばれる一連の経済政策が有名。軍事支出の増加と減税を同時に行ったために、アメリカ政府は財政赤字は悪化したが、減税の効果により消費は回復していった。

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