マネタリスト ( )とは?
マネタリストとは、貨幣供給量は物価水準を変化させるだけで、実物経済には影響を与えないとする、いわゆる「新貨幣数量説」を唱え、財政政策ではなく金融政策を重視する経済学の一派およびその主張をする経済学者のこと。ミルトンフリードマンらシカゴ大学の経済学者が中心となって、政府の裁量による経済政策の有効性を疑い、固定的な貨幣供給ルールを採用するべきだと主張した。金融政策よりも財政政策を重視したケインズ学派とは反対の立場で、1980年代の金融政策に大きく影響を与えた。マネタリストの理論や主張をマネタリズム(Monetarism)という。