NEO ( ネオ )とは?
NEOとは、ジャスダックが開設している、新興企業を主な対象にした株式市場のこと。ジャスダックで扱う企業よりもさらに若い企業を対象にして、2007年に開設されている。成長可能性のある新技術または新たなビジネスモデルを有する企業を支援するとともに、投資者にこうした企業への投資機会を提供することを目的としている。2009年現在5社が上場している。なお、NEOとはNew Entrepreneurs’ Opportunity(新しい起業家達の機会)の頭文字による略語となっている。
先進的な技術や新しいモデルを基盤として事業を行う企業の上場申請に当たっては、技術についての説明書の提出を求め、技術評価のアドバイザリーコミッティーが技術の評価をする。また、NEOに上場する会社には四半期ごとにマイルストーンを開示し、3年以上の期間にわたる事業計画の内容およびその前提条件、事業計画の進捗状況ならびに今後の達成の見通しを発表する。
上場基準は株主数が300人、上場時の時価総額が10億円以上、純資産の額が負でないことなどとなっている。また新技術や新たなビジネスモデルの最初の売上から10年以内であること、取締役会を設置していることなども上場の条件となっている。
新興企業向けの株式市場としては他に、ジャスダック、東京証券取引所のマザーズ、大阪証券取引所のヘラクレス、名古屋証券取引所のセントレックス、札幌証券取引所のアンビシャス、福岡証券取引所のQ-Boardなどがある。