負債の部 ( ふさいのぶ )とは?
負債の部とは、財務諸表の一つである貸借対照表における貸方(右側)の、他人資本による部分。企業のある時点での返済すべき資金の残高明細や、その合計が記載されている。
負債の部は、その返却期限の長さによって「流動負債」と「固定負債」に分類されている。そして一般的には流動性配列法に基づき、流動性の高い負債から、低い負債の順に記載される。
流動負債は返済期限が1年以内のもので、支払手形や買掛金、1年内借入金、1年以内に返済予定の社債、未払金、未払費用、前受金、預り金、仮受金などが該当する。
一方の固定負債は返済期限が1年を超えたもので、返済期限が1年以上先の長期借入金や社債、退職給付引当金などが該当する。