景気判断 ( けいきはんだん )とは?

景気判断とは、主として日本銀行や内閣府が、さまざまな指標やデータから景気についての判断を下すこと。日本銀行では毎月公表する金融経済月報の中で、内閣府では月例経済報告の中でそれぞれ景気判断をしている。他にも日銀による地域経済報告機械受注統計景気ウォッチャー調査鉱工業生産指数家計調査景気動向指数完全失業率などの経済指標によって景気判断がなされる。

日銀による金融経済月報は、(1)基本的見解(2)背景説明(3)参考計表から構成されており、(1)基本的見解の部分は、毎月第1回目の金融政策決定会合で、検討された後、決定される。

金融経済月報の概要の初めの短い文で「わが国の景気は下げ止まっている」などといった見解を出し、様々な景気判断の材料を考慮した結果として、全体としての景気判断をこの文に凝縮している。金融経済月報は日本銀行のウェブサイトから見ることができる。

また、1月と7月の金融経済月報の基本的見解の中では、4月と10月に発表する経済・物価情勢の展望で示した見通しに対して、上振れまたは下振れが生じていないかどうかを公表している。

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