鉱工業生産指数 ( こうこうぎょうせいさんしすう )とは?

鉱工業生産指数とは、経済産業省が毎月作成するもので、鉱業または製造業に属する企業の生産活動状況を示す、景気判断や生産動向を読む上で重要な指標のこと。

国内総生産に占める鉱工業(機械、化学、食料品、繊維など)の割合が高いため、その生産動向を見れば経済分析ができる。生産指数と併せて、「出荷」、「在庫」、「在庫率」、「稼働率」などの指数も発表される。中でも在庫の動向は短期の景気循環を予想する上で重要で、例えば、在庫が多過ぎれば、企業は仕入れを抑制し、出荷する企業にとって出荷や生産の減少へとつながり、反対に在庫が少ないと出荷増、生産増につながる可能性が高くなる。

指数の公表は、速報が当該月の翌月末、確報が当該月の翌々月中頃にある。経済産業省は全国の指数を作成するが、各経済産業局、都道府県でも鉱工業指数を作成している。

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