バブル崩壊 ( バブルほうかい )とは?

バブル崩壊とは、1990年代に日本で景気が急激に後退し、不況に陥ったこと。バブル景気と呼ばれる好景気から平成不況に突入し、その後失われた10年と呼ばれる期間に入った。バブル景気の間は不動産や株などへの投機熱が加速し、不動産の価格や株価が高騰したが、投機熱が冷めてバブル崩壊に至った。

バブル崩壊は1990年から1991年にかけて徐々に進行したとされる。1989年に日銀では行き過ぎたバブル景気を是正するために、公定歩合を引き上げて金融引締政策を実施した。これが引き金となり株価が急速に下落した。1989年の大納会である12月29日に日経平均株価は38,915円87銭という過去最高値を記録したが、1990年10月には20,000円を割ることになり、急激に暴落した。

並行して土地価格高騰に歯止めをかけるため、不動産向け融資総量規制が実施され、金融機関の土地関連融資が抑制されたことがバブル崩壊の引き金にもなった。

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