金融緩和 ( きんゆうかんわ )とは?
金融緩和とは、中央銀行による金融政策のひとつで、中央銀行が市中に資金供給量を増やす、政策金利を引き下げるなどの操作をすること。金融緩和は景気が悪い時に実施される政策で、企業がお金を借りやすくして設備投資を活発にさせ、景気を刺激するといった狙いがある。
市中に資金を供給する方法として、公開市場操作で金融機関から国債や手形を買う。政策金利は日本の場合、無担保コール翌日物の金利のことで、この金利をゼロに近くする政策をゼロ金利政策という。日本では1999年にゼロ金利政策を導入し、2010年現在は解除されているが、実質的にはゼロ金利が続いている。
また、日銀が2001年3月から2006年3月まで実施した金融緩和を量的緩和といい、市中銀行が日銀に持っている当座預金の額を増やし、企業への融資を活発化させる狙いがあった。
関連用語
- 量的緩和 【量的緩和政策】
- 金利 【money rate】
- マネタリーベース 【monetary base】
- 日本銀行 【BOJ】
- マイナス金利
- ゼロ金利政策 【zero-interest rate policy】
- デフレ 【defration】
- FRB 【連邦準備制度理事会】
- 長期金利
- 実質金利 【real interest rate】