スポット原油価格 ( スポットげんゆかかく )とは?
スポット原油価格とは、原油を産油国から購入する際、1回限りの取引で購入するときの価格のこと。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、ロンドン国際石油取引所における原油先物価格の動向が強く反映され、マーケットはオランダのロッテルダムが最大市場といわれている
。東京やカリブ海沿岸諸国にも小規模な市場が存在する。
先物価格の動向次第なので、原油価格は需給関係のほか、国際的な思惑、金融投機的な動きによっても価格変動が増幅されることがある。
長期契約で産油国から購入する際、1985年まではOPECの政府販売価格(GSP)が基準だったが、それ以降はドバイ原油とオーマン原油のスポット価格を基準にした市場連動価格方式で価格を決定している。
関連用語
- WTI 【West Texas Intermediate】
- OPEC 【石油輸出国機構】
- シェールオイル 【タイトオイル】
- LNG 【液化天然ガス】
- 直物為替 【スポット】
- API比重 【API度】
- 石油危機 【オイルショック】
- IEA 【国際エネルギー機関】
- ニューヨークマーカンタイル取引所 【NYMEX】
- バスケット価格