石油危機 ( せきゆきき )とは?

石油危機とは、石油の価格が高騰したために異常な物価上昇が起こり、経済が打撃を受けること。石油が手に入らない状況になると石油高による物価上昇が起こり、それに伴いモノが売れなくなる。しかし石油高であるため商品コストが上がってしまい、値段を下げることはできない。こうして石油供給が安定するまで経済が停滞しつづける。このような悪循環がオイルショックを引き起こす。第一次オイルショックとは、1973年10月に始まった第4次中東戦争が引き金となり原油価格が4倍程度に値上がりしたことを指し、日本でもトイレットペーパーの買占めなどパニックが起こった。これは、日本では原油に関してはほぼ100%輸入に頼っており、オイルショックの打撃を大きく受けてしまった結果である。第二次オイルショックとは、1978年から1979年春のイラン革命により産油量が減り、原油価格が高騰したことを指す。

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