IEA ( )とは?

IEAとは、石油を中心としたエネルギーの安全保障を確立する、経済協力開発機構(OECD)加盟国のための機関。第1次石油危機後の1974年に、当時のキッシンジャー米国務長官の提唱を受けて、OECDの枠内における機関として設立された。事務局所在地はパリ。

IEAに参加する要件は、OECD加盟国で、かつ、前年の1日当たり石油純輸入量の90日分という備蓄基準を満たしていること。2009年現在の加盟国はアルファベット順にオーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、日本、ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、韓国、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英、米の28カ国。OECD加盟国でIEAに加盟していないのはアイスランドとメキシコ。

安定した持続可能なエネルギーを中長期的に需給する構造を確立することを目的としている。石油供給が途絶する等の緊急時の対応策の整備や、石油市場情報の収集及び分析、石油輸入依存低減のための省エネルギー、代替エネルギーの開発、利用促進、非参加国との協力等について取り組んでいる。理事会及び常設部会を定期的開催している。

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