シェールオイル ( )とは?
シェールオイルとは、地中のシェール層の掘削や水圧破砕によって得られる原油のこと。非在来型資源の一種である。本来はオイルシェールと呼ばれる岩石から精製される油を「シェールオイル」と呼び、地中のシェール層の掘削や水圧破砕によって得られる原油は「タイトオイル」と呼ぶのが正しい。しかし、タイトオイルはシェールガスと一緒に産出され、タイトオイルもシェールガスも近年大量生産が期待されていることから混同され、メディアでもタイトオイルのことをシェールオイルと呼んでいる。
タイトオイルやシェールガスの存在は古くから知られていたが、かつては採掘するのが非常に難しかった。しかし、新技術が開発され生産性が格段に上がったこと、世界的な原油価格の高騰で採掘コストも見合うようになったことから、アメリカやカナダで盛んに生産されるようになった。アジアなどでも開発の動きが広がっており、日本も2012年に初めて国内での試験採取に成功した。
ちなみに、本来のオイルシェールから精製されるシェールオイルは、採掘にエネルギーがかかりすぎること、シェールオイルの活用の幅が狭いことから、大規模な実用化はされていない。
関連用語
- OPEC 【石油輸出国機構】
- LNG 【液化天然ガス】
- IEA 【国際エネルギー機関】
- 石油危機 【オイルショック】
- WTI 【West Texas Intermediate】
- EV 【電気自動車】
- 費用 【コスト】
- 銘柄
- USD 【ドル】
- 証券 【corporation securities】