OECD ( オーイーシーディー )とは?

OECDとは、OECDとはOrganisation for Economic Co-operation and Developmentの略で、経済協力開発機構のこと。国際経済全般を取り扱い協議する国際機関である。本部はフランスのパリに設置されている。第二次大戦後、1948年に米国のマーシャル国務長官が、混乱状態にあったヨーロッパ経済を救済すべきと提案し、マーシャルプランを発表した。これを契機に欧州16カ国でOEEC(欧州経済協力機構)が設立された。このOEECを前身として、欧州経済が回復するに伴い1961年9月、米国とカナダが加わり新たにOECDが発足した。日本は1964年に加盟。現在35カ国が加盟している。

活動の目的としては、先進国間の自由な意見や情報の交換を通じて、経済成長、貿易自由化、途上国支援の貢献するという三大目的を掲げている。

OECDの最高機関として全加盟国が参加する閣僚理事会が年一回開催されている。また、OECDの意思決定機関として理事会が設けられており、年一回の閣僚理事会の他に、常任代表による通常理事会が頻繁に開催されている。加えて、主要な問題に関する検討を行う場として新執行理事会が年二回開催される。このようなOECD全体の活動にあたっての検討機関に加え、全体で20をこえる委員会が多岐にわたり活動している。

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