ODA ( )とは?

ODAとは、開発途上国の経済・社会の発展や福祉・技術などの向上に役立つために、先進国が資金や技術を協力支援すること。日本のODAは1954年から始まり、アジア24カ国や中南米41カ国など世界の約185カ国(地域)でODAを供与したことがあり、アメリカに次いで世界第二位の規模にあたる。

飢えや貧困に苦しみ、医療や教育を十分に受けられない開発途上国への貢献は、国際社会全体の平和と安定へも通じている。協力支援の例としては、開発途上国で災害などが発生した場合に、国際緊急援助隊を派遣し、無償で浄水器や物資などを支援、道路などの改修にもあたる。他にも、開発途上国のテロや海賊対策支援として、出入国管理などの人材育成と能力向上や捜査活動用通信システムの無償供与なども行っている。

このような「無償援助」の他に、低利子で返済期間もとても長く設定されているが返済義務がある「有償援助」(「借款」と言われることもある)、技術を伝える「技術援助」もある。1999年からは「ODA民間モニター」が発足し、日本からの援助がどのように活用されているのか実際に現地へ視察し、報告してもらう制度が発足。2006年までに600名以上が参加している。他にもタウンミーティングなども開かれていて、一般市民の参加も積極的に行われているとされる。

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