ニューヨークマーカンタイル取引所 ( ニューヨークマーカンタイルとりひきじょ )とは?
ニューヨークマーカンタイル取引所とは、米国のニューヨークにある商品先物とオプションの取引所のこと。原油や天然ガス、灯油といったエネルギーや金、銀、銅などの金属がおもに取引されている。とりわけ、WTI原油の先物取引ではトップシュアを誇り、世界的な原油価格の指標のひとつとなっている。
元々、エネルギー商品を中心に取り扱っていたが、1995年にニューヨーク商品取引所(COMEX)を吸収合併し、現在ではNYMEX部門がエネルギー商品を、COMEX部門が金属商品を取り扱っている。
取引方法としては、伝統的な公開せり売買(オープンアウトクライ方式)を用いていた。しかし、電子取引をいち早く導入した英国のICEフューチャーズにWTIのシェアを大幅に奪われたため、2006年にシカゴマーカンタイル取引所(CME)のGLOBEXシステムを導入し、現在では公開せり売買と電子取引を併用している。なお、2008年にNYMEXはCMEグループに買収され、世界最大のデリバティブ取引所の一員となっている。
関連用語
- CME 【シカゴマーカンタイル取引所】
- COMEX 【ニューヨーク商品取引所】
- 先物取引 【商品先物取引】
- 証拠金
- 仮想通貨
- WTI 【West Texas Intermediate】
- シカゴ商品取引所
- 商品
- インターコンチネンタル取引所 【ICE】
- 差金決済取引 【CFD】