配当 ( はいとう )とは?
配当とは、企業が得た利益を株主に分配すること。普通配当、特別配当、記念配当があり、決算期ごとに分配されるものが普通配当、企業に特別利益が入った場合になされるものが特別配当、会社の創立や創業を記念してなされるものが記念配当となっている。特別配当と記念配当は、不定期になされる。業績によっては配当が出ない無配にもなりうる。
事業年度を1年とする会社が、期末配当とは別にその事業年度中にする配当を中間配当という。過去、多くの上場会社では年2回決算をしていたが、1974年の商法改正により決算を年1回にする会社が増えた。これにより株主が配当を受け取る機会が減るのを避けるために、中間配当制度ができた。
株主が配当を受け取るには、その銘柄の権利確定日に株主として登録されていることが必要となる。権利確定日に株主となるには、権利確定日を含めた5営業日前の最終売買日の市場終了までに株式を購入しておけばよい。株を購入してから、株主登録されるまでに、3営業日かかるためとなる。最終売買日の翌営業日である権利落ち日に購入した株を売却しても、権利営業日には株主としての権利を保有できる。
配当を受け取る方法としては、預金口座へ直接振込みを受ける方法や、郵便振替支払い通知書または配当金領収書によ李受け取る方法などがある。年間の配当が株価に対して何%かという指標を「配当利回り」といい、1株あたりの年間配当金額を、現在の株価で割って求める。