株主 ( かぶぬし )とは?

株主とは、株式の保有者で、直接的・間接的に会社経営に参加している個人または法人のこと。「投資家」「出資者」とも呼ばれる。株式を購入した後、その会社の株主名簿に氏名・住所・株数・株券番号・日付などを記入し名義書換を行うことによって、はじめて株主となりうる。株主は出資義務を負うのみで、株券発行後は権利のみを有することになる。株主の権利には、株主個人に関する「自益権」と、権利行使の際に株主全体に影響を及ぼす「共益権」がある。「自益権」に含まれる「利益配当請求権」とは会社が上げた利益の配当を受けることのできる権利のことであり、「残余財産分配請求権」とは会社が解散した場合、借金返済後に残った財産を分配して受け取ることのできる権利のことである。ほかにも「自益権」には「新株発行差止請求権」「転換請求権」「名義書換請求権」「新株交付請求権」などがある。「共益権」に含まれる「議決権」とはその会社の経営方針について決議することのできる権利のことで、株主総会に出席して利益処分案を承認したり監査役等役員を選任したりできる。ほかにも「共益権」には「提案権」「株主総会召集請求権」「解散請求権」「取締役監査役の解任請求権」などがある。

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