株主総会 ( かぶぬしそうかい )とは?
株主総会とは、会社法で定められた株式会社の最高決定機関。取締役会、監査役などの任意設置機関とは異なり、株式会社にはなくてはならない機関で、任意設置機関のない株式会社は、株主総会がそれら全ての役割を果たす。1株以上または1単元以上の株式を持つ株主によって構成され、株式会社の組織、運営、管理など会社の意思を決定できるが、取締役会がある場合は経営方針の概要を決定するにとどまる。
決算承認や役員の選任決議などを行う年1回開催される定時株主総会と、会社合併や株式交換など重大決議事項が発生したときだけ開かれる臨時株主総会がある。取締役会がある会社では、ここで株主召集の議決がなされ、召集通知が発送される。決算日後3カ月以内に定時株主総会を開催しなければならないと会社法で規定されているため、日本に多い3月決算の会社の場合、6月30日までに開催しなくてはならない。よって、6月の最終木曜日は「集中日」と呼ばれている。