監査役 ( かんさやく )とは？
監査役とは、会社法で規定される役員のひとり。監査役は、取締役や会計参与などの経営陣が法令や定款に違反していないかなどを監査し、問題があればそれを指摘する職務となっている。取締役会に出席する義務があり、経営陣の方針で違反などがあれば意見を陳述する。監査役の設置は任意となっているが、監査役会設置会社、取締役会設置会社、会計監査人設置会社である場合は監査役の設置が義務付けられている。
監査役の選任および解任は株主総会の決議によりなされ、人気は4年で株式非公開の会社は10年まで伸長できる。法人、成年被後見人、被保佐人、会社法などの法令違反を犯した者は監査役になれない。従業員からの昇進、第一線からの退いた元取締役などが監査役になるケースがみられる。
企業内の社員や元取締役が監査役になった場合、機能が十分に果たされていないとの指摘もあり、社外取締役や、社外監査役の設置も進んでいる。