記念配当 ( きねんはいとう )とは？
記念配当とは、企業が、稼いだ利益を株主に分配するものの一つで、会社の創立や創業、上場などを記念して、普通配当とは別に、一時的、また、不定期に分配する配当のこと。各種の周年行事の一環として、1期間だけつけることがある。配当には主に3種類あり、普通配当、特別配当、記念配当などに区別されている。配当とは、利益がでている会社が分配できるものだが、中には利益も出ていないのに、世間体や株の暴落を避けるために、過去の利益の蓄積である利益剰余金を食い潰して配当を続けている企業もあるので要注意。判断基準としては、配当性向(配当総額の税引き利益に対する割合)が高い会社は無理な配当をしているとみることもできる。また、通常の普通配当の増配は、今後もその配当を維持できる見込みがあるときに行うが、記念配当や特別配当などは一時的な増配だけである。