配当利回り ( はいとうりまわり )とは?

配当利回りとは、企業が稼いだ利益を株主に分配したとき、年間の配当が現在の株価に対して何%かという指標のこと。企業の収益の一部を株主に還元したもののことを配当というが、業績によっては配当が出ない「無配」のこともある。配当利回りは、1株あたりの年間配当金額を、現在の株価で割って求める。例えば、1株配当の年間配当が200円で、現在の株価が2,500円の場合、配当利回りは8%といえる。 通常、配当利回りが市場平均の1〜2%よりも高ければ、割安と判断されている。また、企業が将来的な投資に向け、企業価値、すなわち、株の価値を高めるために内部留保を行った場合などは、配当利回りは低くなる。成長性の高い企業については、配当利回りよりも収益から株価の割安さを考えるPERの方が投資指標として有効である。

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