権利確定日 ( けんりかくていび )とは?
権利確定日とは、配当や株主優待をもらう権利が確定する日のこと。各銘柄の株にはそれぞれ株主の権利確定月があり、権利確定月の月末が権利確定日となる。権利確定日に株主となるには、権利確定日を含めて5営業日前である最終売買日の市場終了までに購入すればよい。株主名簿に登録されるのが、株式を購入してから3営業日かかるためとなる。
最終売買日の次の営業日を権利落ち日といい、権利落ち日の市場開始後に購入した株を売却しても権利確定日にはまだ株主登録されているため、株主配当や株主優待の権利を得られる。
例えば、3月31日(水)が権利確定日だったとすると、3月25日(木)が最終売買日となり、この日の市場終了までに購入すれば、3月31日の権利確定日には株主となることができる。
最終売買日には株主配当や株主優待を目的とする投資家が買いが集中し、株価が高騰する場合がある。反対に、翌営業日である権利落ち日には株価が下落する傾向にある。
配当を受け取る方法としては、預金口座へ直接振込みを受ける方法や、郵便振替支払い通知書または配当金領収書によ李受け取る方法などがある。年間の配当が株価に対して何%かという指標を「配当利回り」といい、1株あたりの年間配当金額を、現在の株価で割って求める。