総楽観 ( そうらっかん )とは?

総楽観とは、株式投資で、良い材料が重なり株価の上昇している状態のこと。総楽観により株価が高騰すれば、その地点を大天井とみなし、売り局面と考えることができる。このことから「総楽観は売り」ともいわれる。

例えば日経平均株価は、1980年代後半から1990年台前半にかけてバブル景気を迎え、1989年の12月に最高値の38,957円を記録している。この地点が総楽観の典型的な例で、その後バブルが崩壊し、日経平均株価は1万円台を切っている。

総楽観の対義語を総悲観といい、株式相場に悪い材料がそろっている状態のこと。総悲観は買えという格言があるように、買い局面と考えることができる。日経平均株価はバブル崩壊とともに下落し、2003年の7,607円が大底となっていることが総悲観の典型例といえ、その後上昇に転じ、1万6千円台を記録している。

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