総悲観 ( そうひかん )とは?
総悲観とは、株式投資で、悪い材料が重なり株価が下落している状態のこと。総悲観により株価が暴落すれば、その地点を大底とみなし、買い局面と考えることができる。このことから「総悲観は買い」ともいわれる。
例えば日経平均株価は、バブル崩壊後下落を続け、2003年の7,607円が大底となっている。この地点が総悲観の典型的な例で、その後日経平均株価は2006年に1万6千円台を超えている。
総悲観の対義語を総楽観といい、株式相場に好材料がそろっている状態のこと。1980年代後半から1990年台前半にかけてのバブル景気における日経平均株価が総楽観の典型例で、1989年の12月に最高値の38,957円を迎えている。総楽観は売れという格言があるように、売り局面と考えることができる。日経平均株価はバブル崩壊とともに下落し、その後1万円を切っている。