無担保債 ( むたんぽさい )とは?
無担保債とは、元利金の支払いや償還を保証するための担保をつけないで発行される債券のこと。
国債や地方債、金融債は無担保債である。これらの債券の元利金の支払いの確実さは、発行者の信用にかかっており、株式会社が発行する社債にも担保付社債と無担保社債がある。
転換社債については1973年から、一般事業債については、1985年から、財務上一定の条件(発行基準)を満たす会社について、無担保債の発行がなされており、社債市場の規制緩和によって社債の主流は無担保債になっている。債券は、償還と利払いの確実さが重要であり、それを保証するべき担保の有無や、担保を上回る信用の高さが必要とされる。
また、担保付債にはゼネラル・モーゲージとも呼ばれる一般担保付債と、機械設備や不動産などの物的財産が担保に付けられている物上担保付債がある。