無利子非課税国債 ( むりしひかぜいこくさい )とは?

無利子非課税国債とは、利息が付かない国債のこと。利子がつかない代わりに相続税が免除される点がメリットとなっている。日本では2010年までに発行されたことはないが、政府では無利子国債の発行がたびたび議論、検討されている。

無利子国債によって、政府による金利の支払いをなくして短期的に財政の負担を軽減し、経済対策等の財源にあてることを目的としているが、長期的に見れば相続税免除によって税収が大幅に減るため、将来の財政につけが回るようになる。

また、無利子国債はタンス預金など、眠っている国民の個人資産を、国の経済対策等のために活かすことを目的としているが、相続税の免除につながることから、金持ち優遇の政策であるとの批判もある。

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