株式併合 ( かぶしきへいごう )とは?

株式併合とは、2株を1株に、あるいは10株を1株にするというように、既存の数個の株式を1株に統合することにより、発行済み株式数を少なくする方法のこと。発行済み株数を減らすことにより、1株あたりの価格が高くなる。例えば、2株を1株に株式併合した場合、併合比率は2対1であるといわれるが、その場合、発行済み株式数は半分になり、理論価格は2倍になる。ただし、理論上では株式価値には影響を及ぼさない。株式併合は、資本の減少や会社の合併株式分割株式交換などに際して行われることが多いが、単元未満株(端株)の株主や売買単位未満株の株主を増やすことになるなど、株主の権利を侵す可能性があるため、株主総会特別決議が必要であり、取締役が株式合併を行う理由を開示する義務がある。

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