資本 ( しほん )とは?
資本とは、事業をするうえで元手となるお金のこと。例えば株式会社では会社を設立するうえで資本金を必要とし、株主から事業に供するお金を集め、資本金としている。株式会社は資本金の金額を登記や貸借対照表に明示する必要がある。
また、経済学の分野では資本は、土地、労働とならんで生産要素のひとつとして位置づけられており、資本を蓄積することで、生産活動を拡大することができるものとしている。資本には土地や設備と言った固定資本、お金、製品の原料、ヒューマンキャピタルといった流動資本に分類される。
会計上では、貸借対照表で総資産と負債の差額を資本と呼んでいたが、近年ではこの部分のことを純資産と呼ぶようになっている。純資産は資本金、資本剰余金、利益剰余金などから構成される。また、総資産のうち、返済義務のないものが自己資本、返済義務のあるものが他人資本となっており、負債とも呼ぶ。