国際収支表 ( こくさいしゅうしひょう )とは?

国際収支表とは、国民経済計算(SNA)の統計の1つで、1年間の国際取引の受け取りと支払いの勘定の記録のこと。国際収支統計ともいわれる。外国との間で行われた、財・サービスや資金の取引を捉えるもので、複式簿記の原理に基づいて記帳されている。

国際収支表は、大きく分けて2つに分類され、貿易やサービス収支、所得収支、経常移転収支からなる経常収支と、投資収支、その他資本収支からなる資本収支に分けることができる。

また、国民経済計算(SNA)では、生産や所得を捉える国民所得勘定、モノの流れを捉える産業連関表、お金の流れを捉える資金循環表、資産や負債を捉える国民貸借対照表、外国との取引を捉える国際収支表という5つの体系から、一国の経済におけるフロー(生産や所得)やストック(資産や負債)を捉えている。国際収支状況については、財務省日本銀行が共同で公表している。

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