固定資産売却益 ( こていしさんばいきゃくえき )とは?

固定資産売却益とは、企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、特別利益の部の仕訳のひとつ。営業上不要になり、土地、建物、備品や機械設備などの固定資産を売却したときに発生する、差額の利益を固定資産売却益の勘定科目へ計上する。帳簿価額(現在価額)より売却した価格が低いときは、その差額が売却損となるため、営業外費用の部の固定資産売却損の勘定科目へ計上することになる。計上方法の例としては、事業用に使用していた帳簿価格1500万円の土地が1800万円で売却でき、当座預金へ振り込まれた場合、左側の借方には当座預金1800万円を計上し、右側の貸方には土地1500万円と、固定資産売却益300万円の2項目を計上する。また、売却の際に発生した手数料や印紙代などの諸費用は、売却益から控除することができるため、その際は、諸費用を差し引いた額を当座預金へ振り込んでもらうようになる。

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