包括緩和 ( ほうかつかんわ )とは?

包括緩和とは、2010年10月の日銀金融政策決定会合で打ち出した、デフレ脱却のための複数の金融政策のこと。日本銀行の白川総裁によって包括緩和と名付けられた。

打ち出された包括緩和の中には、金利をゼロに誘導するための金融政策および、物価目標の導入、国債CPなどの金融資産を買い入れるための35兆円規模の基金創設などとなっている。新設した基金は2010年8月に導入した新型オペレーションで投入することを発表した30兆円の資金に5兆円加えたもので、国債やCP以外にも、指数連動型上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(J-REIT)など、幅広い金融商品をも含まれている。

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