労働分配率 ( ろうどうぶんぱいりつ )とは?

労働分配率とは、企業が生産活動によって生み出した新たな付加価値に占める人件費の割合。売上高から原材料費などを差し引いた利益のうち、どの程度が労働者に分配されたのかを示し、人件費の適正水準を把握、あるいは維持するために用いられる。傾向としては不況時には高まり、好況時には低くなるとされる。

「労働分配率(%)=人件費÷付加価値×100」の計算式で算出される。ちなみに、その逆数で設備投資株主配当内部留保などに回される部分を「資本分配率」という。

一般にこの労働分配率は、総資本経常利益率、自己資本比率流動比率総資本回転率とともに、企業経営における財務分析の5大指標と呼ばれている。

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