再生計画案 ( さいせいけいかくあん )とは?
再生計画案とは、民事再生手続を申請した企業に提出が義務付けられている、企業を再生させるための案のこと。民事再生手続を裁判所が受理した後、債権者の届出を募り、破綻企業の債務額を確定するなどの手順があり、債務額を明確するなどの手順を踏みながら再生計画案の草案を裁判所に提出する。再生計画案を提出する期限と同時に、財産評定書や報告書の提出もする。
再生計画案は民生再生手続の中でも最も重要な手順となっており、再生計画案には基本的な方針と債権者の債権の権利の変更の内容を軸に作成する。基本的な方針は現時点の財務状況を考慮に入れて、赤字部門の撤退、遊休資産の売却など具体的な方針を決めるものとなっている。一方債権者の債権の権利の変更とは、債権者が持つ債権のカットを依頼する内容となっている。また債権者への返済を、何年以内に完了させるかなどを併せて記載する。