公認会計士・監査審査会
公認会計士・監査審査会とは、公認会計士や監査法人の会計監査が適正かどうかを監督する金融庁の機関のこと。合議制の期間で、内閣総理大臣により任命された会長1名と委員9名で構成される。公認会計士監査制度の充実・強化をするために2003年に公認会計士法が改正され、2004年4月には「監査を監査する」審査会として、それまでの公認会計士審査会を改組・拡充して「公認会計士・監査審査会」が新たに発足した。業務内容は、「品質管理レビュー」に対する審査及び検査、公認会計士試験の実施、公認会計士などに対する懲戒処分などの調査審議など大きく分けて3つある。権限としては、日本公認会計士協会が実施している企業決算の監査における点検をさらに監査し、必要に応じて、監査法人や企業に立入検査できる。経済活動の複雑化・国際化への対応、市場の透明性を確保し投資化への信頼性アップなどを図り、日本での経済活動が安心して出来る環境を整えるという使命がある。任期は3年。2007年には第2期目の審査会が発足している。