内部統制 ( ないぶとうせい )とは?

内部統制とは、会社の経営をよりよくクリーンなものにするための仕組みのこと。会社の経営者は、法律を守る、会社の財産を守る、会社の経営状態を株主をはじめとする社会に報告するなどの義務があり、この義務を果たすための仕組みであるといえる。平成19年2月15日に企業会計審議会による「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」においては、事業の有効性・効率性を高めること、財務諸表及び財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある情報の信頼性を確保すること、事業活動に関わる法令及びその他の規範の遵守を促進すること、資産の所得・使用・処分が正当な手続き・承認のもとで行われるように試算の保全を図ることの4つの目的を達成するために企業内のすべての者によって遂行されるプロセスであるともいえる。2006年5月から施行となった会社法では取締役取締役会に内部統制システム構築の義務を課しており、2006年6月に施行された日本版SOX法では2009年3月期の決算から上場企業に内部統制報告書の提出・公認会計士によるチェックが義務付けられた。

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