J-SOX ( )とは?
J-SOXとは、日本版SOX法は企業改革法とも呼ばれ、企業における内部統制の質を高めるために制定される法律である。平成18年度に証券取引法の改正という形で法制化される見込みである。法制化された後の2008年度末の決算から実施されるため、実質的には2007年4月からの企業活動がSOX法による監督の対象となる。
SOX法は元来はエンロン事件を受けて、コンプライアンスの遵守や会計不祥事の防止などを目的として2002年にアメリカで制定された法律である。最大の目的は正しい財務諸表の作成を保証できる様に企業内部の統制を整備することであった。
アメリカ版SOX法に比べて、日本版SOX法はITの活用により重点が置かれていることが特徴となっている。日本版SOX法ではITを使用することによる内部統制の整備が基本的な柱として考えられているのである。
現在、日本の多くの企業ではSOX法の実施に対応するためのインフラ整備が進められている。