下級財 ( かきゅうざい )とは?

下級財とは、所得が増加するとともに、需要量が減少する財のこと。

経済学においては、所得が増加すると各財から得られる限界便益も変化する。そのため、財によって以前と同じ価格であっても、所得増加とともに需要量が増加するもの、逆に減少するもの、あるいは変化しないものに分かれるとされる。

所得が増加するとともに需要量も増加する財のことを「上級財」や「正常財」という。さらには、所得の増加率以上で需要が増加する財を「奢侈財(しゃしざい)」、所得増加率以下で増加する財を「必需財」という。

この他に、所得が増加しても需要量が変わらない財は「中級財」や「中立財」と呼ばれる。

関連用語

索引