価格弾力性 ( かかくだんりょくせい )とは?
価格弾力性とは、商品の価格が増減することで、経済の需要がどれだけ増減するかを表す値のこと。商品の価格が下がれば経済の需要が上がり、価格が上がれば需要が下がることになる。このときの変化率が価格弾力性で、「需要の変化率÷価格の変化率」という計算式によって算出する。
価格弾力性は商品の種類によって変化する。例えば食品関係は、価格の増減にかかわらず必要なもので、需要は左右されにくいため、価格弾力性は低いといえる。一方、自動車などの嗜好品は、価格が下がることで、需要が高まり購入が促進されることから、所得弾力性が高いといえる。
需要の価格弾力性が1以上になるものがぜいたく品、嗜好品の類のもので、価格弾力性が1以下になるものが生活必需品などの基礎的な支出となる。
関連用語
- 弾力性
- 商品
- 所得弾力性 【需要の所得弾力性】
- 需要の交差弾力性
- 市場 【マーケット】
- 製品
- トレンド 【傾向】
- マーケティング
- MBA 【Master of Business Administration】
- ミクロ経済 【micro economy】